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神楽坂通りから1本路地を入った小栗通りに2月2日、ワインダイニング「marugame(まるがめ)」(新宿区若宮町、TEL 03-6280-7940)がオープンした。(市ケ谷経済新聞)
店舗面積は5.8坪。席数はカウンター6席とテーブル2席を合わせた8席。木のカウンターやテーブルなどで温かみのある雰囲気に仕上げた店内は、「レストランほど堅苦しくなく、自宅ほどラフでもない、レストランと自宅の中間」をイメージしたもの。メニューはワイン1杯が付いた月替わりの「夜ごはんのコース」のみで、店主の丸亀知美さんが1人で店を切り盛りする。
毎日着物姿で店に立つ丸亀さんは、歯科医師として約5年、研究職に約13年就いていた経歴を持つ。「食に関わることが好きで、いつか店を開こうと考えていた」という丸亀さん。散歩の途中で空き物件を偶然見つけ、同店開業に踏み切った。
ワインに合う料理で構成したというメニューは、プロバンスのオリーブなどのおつまみ2種、パテ ド カンパーニュ、長崎のハトシ(エビをパンに巻いて揚げたもの)などの前菜5種、フランス産コクレのロースト、自家製皮付きベーコンなどのメーン3種、チーズ、パンにワイン1杯が付く。
ターゲットは「ワインが好きな方」という同店では、追加のドリンクメニューもワインのみ。グラス(700円~900円)とボトル(3,500 円~4,500円が中心)で35種類を用意する。客単価は約5,000円。「8席しかないので、予約をしていただければ助かります」と丸亀さん。
「歯科医師はおいしく食べてもらうために口の中を健康にする。研究職もおいしく食べることで楽しく健康になってもらう。(経歴を聞いて)皆さん驚かれるが、(飲食店も)仕事の本質は変わらない」と丸亀さん。「来てくださるお客さまの意見を聞きながらできるだけ長く、周りは個人店が多いので皆さんと仲良くやっていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は18時30分~23時。日曜・祝日定休