2002年、密猟者に捕らわれようとしていたところを軍に救出された、ヒグマのオスBaluとメスのMashaは、ロシア東部のプリモルスキー動物園にやってきました
環境の変化にもうまく適応し、夫婦仲も良い二頭ですが、とくにオスのBaluの行動は、ヒグマらしからず!
元々、ヒグマのオスは繁殖期を過ぎるとふらりとどこかへ消えてしまい、生涯自分の子供とかかわることがないのが通常で、出産と子育てはメスが単独で行う
そればかりか、大人のオスのヒグマが子連れのメスに出会うと、そのメスと繁殖する目的と自分のエサとするために小グマを殺してしまうこともあるとか
しかし、14歳のBaluは我々人間も見習うべき、父親の鏡!
生後4ヶ月になる我が子のDivaを目に入れても痛くないほどかわいがり、飼育員や来園者を驚かせているそうです
抱っこして遊んだり、顔をすり寄せたり、お腹に息を吹きかけたり
そればかりか、泳ぎ方まで教えているそうな
ただ、かなりのスパルタ教育のため、Divaは途中で助けを求めるかのように母グマのMashaを仰ぎ見たそうですが、母は夫をすっかり信頼しきっていて、余裕の表情を見せたとのこと
いやー写真を見るだけでも、父親・夫としての愛情を十分に感じられますよね