今回の大地震発生時、東北新幹線の27本が乗客を乗せて走っていた
マグニチュード9.0の未曾有の揺れであったにもかかわらず、1本も脱線させず、無事に新幹線を停めた技術力とは?
JR東日本は東北新幹線の沿線の他に、太平洋沿岸に9つの地震計を設置し、揺れをいち早く検知して列車を減速させる「早期地震検知システム」を備えていた
今回は線路からおよそ50キロ離れた牡鹿半島の地震計が午後2時47分3秒に運転中止の基準となる「120ガル」という地震の加速度を捉えた
そのため、システムが自動的に架線を停電させ、走行中の新幹線は一斉に非常ブレーキをかけて減速を開始した
JR東日本がデータを解析したところ、非常ブレーキをかけた9秒~12秒後に最初の揺れが始まり、1分10秒後に最も強い揺れがきた
この時点で新幹線が時速何キロまで減速できたかは分かっていないが、揺れ始まる前に減速できたことで脱線を免れた
時速200キロ以上で走行していた新幹線をマグニチュード9.0の地震で脱線せずに確実に停止させた技術は、改めて世界から評価される事でしょう!